電話連絡廃止!?フォークリフト呼出システムによる物流改善!

こんにちは、IoT製品の開発担当です。

稼働アップNaviのできることを簡単に解説 Vol.2になります。

Vol.1はこちら ⇒ <<ネットワークの整備がいらない?>>

今回はモノづくりの現場にはあるあるな悩みを稼働アップNaviで解決しちゃおうと思います。

稼働アップNaviってなに? ⇒ <<製品紹介ページ>>

※「 稼働アップNavi 」は当社登録商標です。

モノづくりの現場に起こるあるあるな悩みとは?

モノづくりおいて必要不可欠な機能、それは「物流」です。材料を運んだり、完成したモノを出荷したりと生産の工程と工程の間には必ず物流という作業が発生します。私たちJTEKTの刈谷工場でもより良くするために様々な改善に取り組んでおります。(アマゾンは物流に年間2兆円投資しているとか。。。

そんな重要な機能の中でもこんな悩みを持ったことはないでしょうか?

・「いつ」「どこで」運搬品が発生するか分からないから常に探し回っている

・特急で運んで欲しい時があるが電話しても作業者が運転中で出られない

・複数人で作業していると同じ場所を巡回してしまう。

早速改善に取り組んでみましょう!!

使用する機器

・稼働アップNavi 受信機
・呼出スイッチ
   (稼働アップNavi 送信機、汎用センサ入力ユニット(JTEKT)、押しボタン、シグナルタワー、リレー、樹脂ボックス、各種配線)

・工場内Wi-Fi

   受信機同士の通信のため

・タブレット

   呼出状況の確認。詳細はのちほど。

機器を置いてみた

工場内に受信機3つ、呼出スイッチ5つを設置。受信機同士の距離は直線距離で100m程度、受信機ー送信機間は30m程度でした。また受信機とタブレットをWi-Fiへ接続します。

(実は今回使用した受信機は現在発売されているJTEKT SignalHop-RXではなくJTEKT SignalHop-R2Aという旧モデル。R2Aではコンテックの無線LANボードFXE3000が内蔵されていた為、受信機単体で無線LANへ接続可能でした。もちろん新モデルRXでもLANインターフェースが用意されているので中継器を使えば無線接続できます!)

呼出MAPを自作してみた

次は物流作業者が呼出があるかどうかを見るための呼出MAPを作りました。

先ほどの設置場所のこれが、、、
こう!!!

第2工場やパーツセンター等の呼出スイッチの置き場所に合わせてランプを配置。右側の空いたスペースにはログとして呼出時間と置き場所を表示してみました。受信機の置き場はシステムの使用者である物流作業者にとってはいらない情報とのことで描画せず。

MAP作成は専用の作画ツールを用いて配置や選択をするだけ!プログラミング必要なし!なんと無料!(MAP作成手順の詳細はまた別に書こうと思います。)

タブレットをフォークリフトへ取付

呼出MAPを表示したタブレットをフォークリフトに固定。運搬中に次の目的地を確認し最適なルートで物流作業を行える!!雨対策でブラスチック板で外側をカバー、一日中使える等にモバイルバッテリーを使用しています。

※※もちろん運転中はわき見・操作はいけません※※

準備完了!作業者を呼出してみよう!

準備が出来たので実際にスイッチを押して呼出してみよう。

ポチ!

ドキドキ、、、

キターー!

タブレット画面のランプも光ってるし、パーツセンターで呼出があったことをログとして表示出来てる!

さらに、

作業者同士が同じとこに行かないように対応中を示す機能も付けています!

                         ⇓

これがあれば複数人で運搬作業を行っていても同じ場所へ向かってしまう事が無くなりますね!

呼出スイッチだけでは終わらない

今回説明していない第1工場の方は呼出スイッチでは無くバーコード読取やMQTT通信で呼出を行っているとか、、、。

それはまた次回にしようと思います。

稼働アップNaviやその他DX/IoTに関するご相談、お待ちしております。