IoT・DXの取組や活用事例を紹介するブログをスタート

こんにちは、IoT製品の企画担当です。

JTEKTでは工作機械事業だけでなく、工場改善に役立つのIoTやDXの提案も行っています。本ブログでは自社商品の機能や活用事例、その他社内での改善取組などをブログ形式で紹介していきます。

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今回は、 IoEソリューションの稼働アップNaviという商品でできることを簡単に紹介シリーズとして、メッシュを活用した無線通信の実力をご紹介したいと思います。

稼働アップNaviの無線通信の実力をテスト

稼働アップNaviのネットワークトポロジはメッシュ型を採用しています。メッシュ型とは送信機と受信機間の通信だけではなく、送信機間も網の目のようにネットワークを構成します。これによって電池駆動ながら通信可能領域を大幅に広げることができます。今回は実際に稼働アップNaviの開発拠点のある刈谷工場の第一工場内でネットワークの構築をテストしてみます。

メッシュ型ネットワーク

※「 稼働アップNavi 」は当社登録商標です。

テスト環境

愛知県刈谷市にある弊社の刈谷工場の中で最大の建屋となる第一工場でテストします。この建屋は南北約100m、東西約290mで約29,000平米の広さがあります。一般的な2.4GHzの小規模無線局の通信可能距離は30~50m程度ですので、稼働アップNaviのメッシュ型ネットワークの腕の見せどころです。

第一工場

持てるだけの送信機をもって工場内を右往左往。受信機はちょうどよい設置場所がなかったので、向かいの建屋(技術1号館)に設置しました。念のため中継用に送信機2つを窓際に追加して、電源オン。スター型ネットワークと違ってネットワークの構築にはしばらく時間がかかるので、ここでしばし休憩。

※遠方の送信機は直接電波が届かないので、近いエリアの送信機から順次通信が確立します。

なかなかやりよる。

30分ほど他の用事を済ませて帰ってくると、、、おぉ!

構築されたメッシュ型ネットワーク

道路を挟んだ向かい側の建屋にある受信機までしっかりネットワークに組み込まれています。建屋間の通信もできるのであれば、設備の稼働情報をオフィスから確認したいといった使い方もできそうです。